Q1. 操縦教育証明とは?

西守 騎世将の考えと答え…教官資格のことです。

操縦教育証明って、要は飛行教官免許のこと。日本の航空機のライセンスは、正式名称で言うと『○○証明』と呼ばれています。ですから、パイロットライセンスも『技能証明』って言うんですよ。
航空機を操縦する技能があることを国が証明するから、技能証明。計器飛行が出来る人が持ってる資格は『計器飛行証明』です。

操縦教育証明はこれと同じように、操縦を教育する技能があることの証明を国からされるから、操縦教育証明。業界では略して『教証…きょうしょう』って言われてます。

この国では、実は自分がその資格を持ってると、他の人に教えてもいいんです。例えば、自家用資格を持っていたら相手が自家用の資格保持者でその慣熟のための飛行や、様々な科目も教官として教えていいし、また事業用資格を持っていたら、相手が自家用資格保持者なら、事業用資格の訓練をしてもいい。しかも実地試験で立会い教官もできます。

ところが、全くのビギナーに教える場合はこの操縦教育証明を持っていないと教えられません。
また、とある人が飛行機の資格を持っていて、数千時間の飛行経験があったとしても、この人がヘリの資格を持っていなければ、操縦教育証明資格を持った教官しか、この人には教えられません。

ですから、ライセンスを持っていない人に対して操縦を教えられるのは、操縦教育証明資格を有する人しか教えられないんですよ。
いくら自分が飛べるからって、ビギナーの友達とかに操縦を教えるのは違反になります。
航空法違反の罰金って、すごい高額で、くらうと痛いですよ。

操縦教育証明とは、教える訓練生が、生涯ずっと安全にフライトできるように、最も大切な基礎を教える大切な役目を担います。
そんな誇りある資格なんです。

また平成26年4月1日より、全てのパイロットは二年に一度、技能審査員による技能審査を受けて、これに合格していなければ以後のフライトが出来なくなりました(特定操縦技能審査制度)。
この技能審査員は民間の人が成るのですが、審査員になるためには認定講習を受け、且つ実地試験に合格しないと審査員にはなれません。
ところが、操縦教育証明資格保持者は認定講習を受けるだけで審査員に成れます。
今後のニーズに対応するためにも、この資格は重要なものとなります。

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