新型コロナウイルス感染予防に係る自粛が解けてから、弊社はたくさんのライセンス取得のお問い
合わせを頂いています。
それはありがたく嬉しい限りなのですが、その殆どが匿名でのお問い合わせで、どこの誰かもわかり
ません。
今はSNS上で匿名にて様々な表現がされる世の中ですので、それが当たり前になっているのかも
しれませんが、私はとても違和感を覚えます。
「パイロットには資質はあるのか?」と問われることがあります。また、「語学堪能で特に理数系に
強くないと…」なんてイメージも持たれているようですが、それは全く関係ありません。
資質も…というか、そもそも資質とは何でしょうね?確かに航空身体検査に合格していないと
パイロットして飛べませんから、健康であること、は求められますが、それは何もこの世界に限らず、
どんな事でも同じことだと思います。
ただ、惟一私が訓練生の方に求めるのは、「人として当たり前なことが出来る人」です。空を飛ぶとは
全くもって自由気ままに飛べることでは無くて、法律やマナー、そして航空機の運用限界、安全面など
様々な決まり事をきちんと守り続けているから飛ぶことが出来るんです。
それが出来ないと、即事故に繋がります。自分だけでなく、大切な人の命や、何も罪もない第三者の
命すら奪うことになります。
そして、それらたくさんある決まり事の、一番手前、最初にあるのが礼儀礼節、マナーです。
操縦訓練や座学の勉強をしていくのに、担当インストラクターや様々な人と関わり合いが出来ます。
朝、訓練の為にスクールに来て担当インストラクターに会っても無視するのはおかしいですし、そもそも
スクールは空港内にあり、セキュリティーが厳重ですからインターホンを押さないと開錠されません。
そんな時に何も名乗らなければ、玄関ドアも開けてもらえません。
今はネット社会で、人と顔を合さずにいろいろなことが完結できてしまう便利な世の中です。
しかし、それは同時にとても怖いことでもあります。
どこの誰かも知らない、氏素性の全くわからない人と何かしらのやり取りをするんですから。
私共フライトスクールは、民営とはいえ「学校」ですから、訓練生として受入れるにはそれなりの基準を
満たしていることを求めます。
つまり適正があるかどうか?ですが、その適正とは先にも申し上げました「人として当たり前のことが
できるか?」です。
なので、名前も名乗らずいきなり匿名で問い合わせをされて来られるのは、もうそこで引っ掛かって
しまいますよね?
訓練生の方は、訓練生である前に弊社のとても大切なお客様です。
でも私達は訓練生であるお客様に相応のサービスを提供させて頂き、お客様はその対価をお支払い
頂くので、私達はお客様と対等であるべき、とも考えています。
どうかこれらをご理解頂き、下記リンクをご参照頂きながら、お問い合わせ下さい。
私達は、出来る限りご納得のいく回答をお出しする準備をしております。
→お問い合わせリンク
どうかこれからも、ハートランドエアーを宜しくお願い致します。
2020年6月1日
ハートランドインフォメーション株式会社
Heartland Air Flight Center.
代表取締役・主任飛行教官 西守 騎世将
|